ついに14年ぶり、日本橋帰着である。
宿泊は、1日目、カンデオホテル大宮。2日目、ドーミーイン池袋である。中山道の道行き最後は、大都会の中の宿泊となった。
12月27日(月)大宮~蕨宿(蕨駅) 11.1キロ
大宮、そしてさいたま副都心は、まさに大都会である。その後通過する浦和は、すべて高層ビル、高層マンション群。
12月28日(火)蕨~板橋宿~巣鴨駅 12.7キロ
戸田で、荒川を渡る。ここから東京都(板橋区)である。清水坂(中山道唯一の右冨士)、志村一里塚(今も都会の中に二基がそのまま現存する)、そして首都高速にぶつかるところから、ここからが1時間半ずっと、名称こそ次々と変わるが、商店街となる。埼玉では高層ビル、高層マンションが軒を連ねていたが、江戸に来て、ここでは昔ながらの街並みが残っているのは面白いと思った。板橋宿(写真)、巣鴨(とげぬき地蔵、江戸六地蔵)を通過、巣鴨駅からホテルに。
巣鴨周辺に良いホテルはなかったため、山手線で池袋に出て、宿泊は、大都会、池袋となった。ここで温泉、気持ちよい。近くにサンシャインシティがあり、夕食はその59階で。日本橋帰着の前祝いである。
12月30日(水)巣鴨駅~日本橋 6.7キロ
巣鴨から東京大学赤門前を通り、かねやす(写真)、湯島聖堂、秋葉原の昌平橋を渡り、いよいよ最後、神田駅、東京駅、銀座へと向かう直線に入る。途中に日本橋だ。数日後に行われる箱根駅伝の実況で、ゴール直前にアナウンサーが言う声が、耳に聞こえるようだ。「笑顔がみえています…」
さて、14年ぶりに日本橋に帰着して、昼食をとっている間に届いたのが「表彰状」である。私たちのことをよくわかって書いている、気の利いたうれしい文面であった。街道仲間が勝手に発行しているのであるが、このような人の喜びになるうれしいプレゼントもあるのだ。感謝。