「クリスマスに洗礼」
2008年 12月 22日
そして、もう一枚は、礼拝で洗礼式があった、そのお祝いの特大ケーキである。あいにく愛餐会に残る人数が少なかったため、子どもたちはお皿に大盛りのケーキを載せて、うれしそうだった。
クリスマスに洗礼。伝統的には洗礼は復活祭に行われてきたはず。どうしてだろうかと、改めて考えた。自己保身のゆえに身内さえ殺してきたヘロデ。そのヘロデが、ベツレヘムの2歳以下の男の子を殺したのだ。そういうヘロデのもとには戻らず、その悪と決別して「別の道を通って自分たちの国へ帰って行った」東の国の人たちがいたが、きっと、そこに重なると思った。悪、罪と決別し、新しい道に旅立つ者にとって、クリスマスの洗礼はふさわしい。