「写真を整理して」
2008年 01月 19日
初めの頃も、すでにずいぶんたくさんの人がいたのだと思う。と言っても、ゼロからの開拓であったから10人もいれば、「たくさん」になる。しかし、実際、今よりたくさんの人が写っている写真もある。そして、気付いた。その初期の頃の大半の人が、今は、いない。応援で来てくれた人だったからとか、結婚したり、転居したり、帰国したり、一時的に来ただけの人だったとか、今、いない理由は、すぐに考えられる。
それにしても、その時、一生懸命に語り、教会の将来を語り合った人のほとんどが、今はいないことを、どう考えたらいいのか。あの時の会話は何のためだったのか。…と、一瞬むなしくなるところかも知れない。しかし、教会を建てるとはそういうことだと思いなおすまでに、そんな時間はかからなかった。たった10年なのに、ほとんどの人がいなくなって、新しい人で今の教会の形がある。そんなふうにして、教会は創られてきたのだ。あの人たちが皆いたら…と、やはりどこかで考えてしまう 「せこい」 考え方から離れたときに、本当の教会ができるのだろう。