「信徒クロス礼拝」

泉教会は今年になって、「信徒クロス礼拝の提案」という文書を近隣の小中規模の仲間の教会(カンバーランド長老教会)に送りました。信徒が相互に出席し合う礼拝(信徒クロス礼拝)を始めませんか、と。

泉教会は20年前、開拓伝道によって生まれた教会ですが、最初の頃、他の教会の方から、一枚のはがきを受け取りました。「開拓伝道のために祈りました」と書かれてありました。その心遣いは嬉しかったのですが、妻一人しか教会員がいない時、「教会員の皆さんによろしく」とも書かれてあったのです。「皆さん」は、いない。ああ、顔が見えないことは、こういうことなんだなあと、思った。ですから、顔が見えること、来て、見てもらうことが、一番の祈りなのだと、盛んに、来てください、と訴えてきたわけです。最近では、中会女性会が「世界祈祷日礼拝」を行うに当たり、毎年、会場教会を変えて集まり、礼拝を共にしていますが、そういう形でお互い他の教会を知ることはもとより、そこで他教会の皆さんと出会う喜びを共有しています。こうした経緯から、地域にある教会が祈りを共にするという共同体の在り方をつくりたいな、と思いました。中会と言っても、顔が見えなければ、組織の理念だけでは意味がない、力にならない、ということです。しかし、もし人が出会えば、人との出会いにより、「中会」という人間的に言えば教会組織が、しかし、目の前に人間として現れるのです。
こうして、5教会に呼び掛け、この5教会間で、きょう、「信徒クロス礼拝」が実現しました。きょうは泉教会からは工藤夫妻と、永見兄が渋沢教会を問安しています。私たちは、あさひ教会からお二人を迎えての礼拝となりました。他の教会間でもこうした問安がなされています。地域にこの人たちがいて、この人たちと共に中会という一つの共同体をつくっているのだ、とわかるのです。中会とは…などと、くどくど説明しなくても、もうわかります。人と出会うということは、百聞に勝るのです。このような繰り返しが、少なからず各個教会の伝道の姿勢によい影響を与えるに違いないと、私たちは確信するのです。願わくはこの繰り返しから、将来、新たな宣教的な芽生えが起こされるなら幸いです。他教会の信徒の皆さんとの、礼拝での出会いは、様々な可能性の宝庫となるでしょう。


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by rev_ushioda | 2018-05-27 10:57 | Comments(0)