「クリスマス会?」

「クリスマス会」という言い方に違和感があります。どこかの子ども会の、イエス・キリストなしの年末恒例のお楽しみ会に聞こえるからです。実際、教会のクリスマス(燭火礼拝)を案内していたある年のこと、電話がかかってきて、「ケーキとか食べるのですか?」 まさに「クリスマス会」のイメージだったと思います。昔、地域の学童保育所で、クリスマス会をするからお話をしてほしいと請われて、聖書からお話をしたことがありました。最近、その担当者がその時のことを話されました。「あの時、聖書のお話したんですよね。」「はあ…?」そこで、気づきました。期待していたのは、「クリスマス」のお話で、聖書の話、つまり、イエス・キリストの話ではなかったようだ、と。それ以上は聞きませんでしたが、牧師さんだからクリスマスの話をしてほしいと依頼してきたのですが、しかし、聖書の話ではない。ではどういう話かというと、そこで想像するのですが、年末助け合いとか、そのような、クリスマスにプレゼントをもらうことばかり考えないで、人助けするとか、世界の平和に貢献できる人になれとか、といったことが期待されていたのかなと。教会以外のどこもかしこも「クリスマス会」です。

クリスマス CHRISTMAS とは、キリスト CHRIST + マス MASS つまり、キリストのミサ(礼拝)です。イエス・キリストを礼拝する日、または礼拝の時を指すのです。それに「会」をつけると、「礼拝」と「会」を合わせた、妙な言い方なのです。クリスマスの時に合せて行う「祝会」という意味なら、まだ分かります。キリスト者でも「クリスマス会」と言う時は、おそらくクリスマスの祝会の短縮形として言っているのだろうと思いますが、似て非なるとはそういうことを言うのでしょう。「クリスマス会」は、この社会ではキリストなしの「お楽しみ会」という意味になっていて、本当のクリスマスを知らない社会が作り出した俗語なのです。

私たちは、教会においてはただしく「クリスマス」という、礼拝を指した言葉を大事にしたいと思うのです。(ただ、伝道的な意味では、この社会が馴染んでいる世俗の言葉の中に身を置いてイエス・キリストを紹介する「クリスマス会」をあえて使うのもいいのかもしれませんが。)
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Commented by Nabucco at 2017-12-20 18:26 x
「クリスマス会」という言い方、今まで、あまり気に留めていませんでしたが、この記事を読んで、考えさせられました。キリスト教会ではクリスマス礼拝、その後に祝会ときちんと言うべきですね。しかし、教会外で企画する礼拝+祝会には、意味を踏まえたうえで、あえて「クリスマス会」とする。よい気づきを与えられました。
by rev_ushioda | 2017-12-19 00:31 | Comments(1)