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「神のための舞台に」

「している」ことが、自分のためか、人のため、さらに言えば神のためであるかどうか。大切な分かれ道であると思います。
9月にコンサート案内のチラシを7,000枚配り、今回もクリスマス案内のチラシを7,000枚配りました(5,000枚新聞折込み、2,000枚ポスティング)。しかし、これで来られる人は、せいぜい1~2人です。続けて来られる人は、ほとんどいないのです。自分のためを考えているなら、非常にがっかりする結果だと言えるでしょう。
教会と取引があるOA機器会社などの手紙を受け取ると、「益々の御発展(伸展)を祈ります」といった文章に出会います。発展とか伸展というのは、その企業、会社、組織の人数とか売上が大きくなることを言っているわけで、そういうことが成功だとされているのです。
しかし教会は、そういう意味で発展させ、進展させるものかどうかを考えなければなりません。つまり自分の勢力を拡張させることが目的であり、それが成功なのだろうか、ということです。
教会とは何でしょうか。それは、神のため、救いのために奉仕する神の器だということです。神がこのチラシを用いてくださるように、この手を差し出すのです。チラシは、どこに行ったのだろうと思いますが、神のために配られたチラシは、神がお用いになる。ですから、私たちが今年したことは、自分の発展、伸展、満足のためにしたのではなく、ただ、神のみわざが現れるために、しただけです。神は、この手を用い、この教会という器を用いて、その招きと救いを人々に伝えられました。そこに私たちが参加し、神が、人間が人間らしく生きるための扉を開かれたのです。
私たちは、その神のためにチラシを配るだけでなく、祈りも、日々の生活も、自分のために使うのではなく神のために用いていただくこと、これがキリスト者/教会のすることの目標なのです。

「あなたは身ごもって男の子を生む」ルカによる福音書1章30節
「マリアは言った。…お言葉どおり、この身に成りますように。」同38節

私たちも、マリアと同様、神のお働きを宿す「胎」、神のお働きになる舞台(日々の生活)を持ちたいものです。

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by rev_ushioda | 2014-12-20 09:39 | Comments(0)

横浜で牧会する牧師のブログです。


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