「弔問」

N家を弔問した。亡くなったNさんは教会員のお父さまである関係から、つかず離れずの距離感はあったが、ずいぶん長いおつきあいをさせて戴いた。昔、ご長男が交通事故で亡くなった時は、私が葬儀の司式をさせても戴いた。昨日、葬儀に参列できなかったので、今日の弔問となった。
お話の中で、最後に口にしたいと言われた物は何であったかという話になった。
「魚が大好きだったから、そう言うのかなと思ったら、最後に口にした(のどを通った)牛乳にひたひたに浸したパンだと言ったんですよ。」
点滴で栄養を摂る中で、最後のあの感覚、食べ物がのどを通る感覚をもう一度、と言われたという。好きな食べ物ではなかったのだ。食べ物がのどを通る感覚をもう一度。しかしその願いは果たされなかった。・・私はそこで言葉に詰まってしまった。

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by rev_ushioda | 2017-02-16 19:55 | Comments(0)

「デイサービスの日」

母を起こすのは、毎日、ヘルパーさんにお願いしている。
しかしデイサービスの日はそれでは遅い時間になるので、家の者が支度をすることになって、朝、普段よりも早くから起こす準備に取りかかる。食事、身支度と、2時間はかかるかな… ようやくお迎えの時間が来て、さあ、行こうか、という時になって、うんちが出たい、となる。それ、間に合わないぞと、ここからが大変。それだけでなく、痛いところがあるので、お湯だ、薬だと、お迎えの方を待たせて、大騒ぎ。

ふ~

デイサービスにだすのはやめようか、いつも思いながら、夫婦でその一日を使うためには、避けられない戦闘モードである。

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by rev_ushioda | 2017-01-19 09:45 | Comments(0)

「休養ふたたび」

中会の召天者記念礼拝の後、冨士霊園からそのまま一泊の休養に出かけた。昼食は、山中湖で「ほうとう」を食べよう、ということで、気ままにドライブの方向を定め、何十年ぶりかという「かご坂峠」経由で山中湖に。

そこから箱根に向かい(休日の上りを意識していなかったため、ここでそこそこ渋滞に巻き込まれながら)、今回の行先は「箱根の森おかだ」奥湯本のさらに一番奥ということで、そこからの景色は期待通り、最高だった。山々の押し迫る谷間の大空間が小田原方向に延び、湯本駅辺りが遠く眼下に見え、さらに遠くに小田原市街地と海が、その向こうに大磯が見えるという、箱根を感じるには絶好のロケーションだった。景色も、和洋室という部屋も、お風呂も、よし。B&Bで手に入れた安いプランに満足した。

帰りは、江の島経由で―  今回は、島の反対側まで行き、そこの磯から、江の島入口まで10分で行くという船に乗った。江の島で初めて乗る船だ。そこまでよし。今回のオチは、「船酔い」だった。

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by rev_ushioda | 2016-10-12 12:52 | Comments(0)

「再び休養」

母をショートに預け、今回も日曜日午後から月曜日にかけての休養の箱根一泊である。

ホテルは箱根宮の下交差点から小涌園に向かってすぐの所にあり、この道は、昔から、よく通っている。そのたびに右手の蛇骨渓谷が気になっていた。今回、ホテルの写真にある緑あふれる風情に惹かれて、ここに泊まることにした。まさにその通り、渓谷にあるホテル(旅館? 民宿?)であった。目の前に迫る対岸の緑に目を奪われた。下には渓流の音。これぞ箱根! そして、お風呂の広いこと。5部屋しかないホテルなのによく、こんな広いお風呂を作ったと感心した。なみなみとしたお湯につかり、他の人との合い湯にもならず、何ともぜいたくな時間を過ごした。露天の方に行くのに、いったん着替えなければならないのが、残念であったが、そちらは貸し切りになるので、あとから夫婦で利用すればいいだけのこと。
渓谷の片方にへばりつくように建っているので、国道から入った駐車場からはホテルが何も見えず…… (゜o゜) 実は、その下がホテルになっている。駐車場から下に降りていく階段は少し長く(下にはエレベーターが待っているが)足腰の悪い方には、いきなりちょっとつらいかなと思う。また、建物も古い造りだ。お風呂は掃除が行き届いていて清潔だが、脱衣場の造りや、ちょっとした隙間からみえる隅々…は、近代的な高級ホテルのそれに慣れている人には、ついていけないだろう。しかし、これが箱根だと思えば、いわゆる秘湯的な趣があり、ゆっくりお湯を楽しむことが出来た。あとから聞いたところ、脱衣場など、このホテルのオーナーの手作りだという(笑)。 チェックアウト後、渓谷添いの散歩道を歩き(箱根に見つけたもう一つの散歩道だ)、近所で出会ったアンティークの店に立ちよって、まるで博物館みたいだと話し、周辺の散歩も、楽しむことが出来た。
その後、早雲山からロープウエイで大涌谷に立寄ったが、噴火の影響で周辺一帯の樹木は枯れていた。いつもここには来ているので慣れていたが、改めて、ここは火山だと思った。
今回は疲れもあまり感じないで、よい休養の時となった。 以下、ホテル紹介ページ → http://onsen.surugabank.co.jp/hakone/5198.html

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by rev_ushioda | 2016-08-01 22:09 | Comments(0)

食事なので、母を起こした。
そうしたら母が言った。「今、夢を見ていてね、大池公園でお祭があって、楽しかったなあ。」
えも言えない、うれしい気持ちになった。

最近、「もう」という言葉には、つらい気持ちになることに、ふと、気づいた。
うんちが、どうも、うまく出ないのです。
 ―「もう、おなかがうまく機能しなくなっているのね。」
寝ていることが多くなりました。
 ―「もう、これからはそういうことになるでしょう。」
もう起き上がれないだろうとよく分かっているが、しかし、それは触れたくないない気持ちがある。
もう起き上がれないにしても、「まだ」と、希望につなげる言葉がほしいのが、子どもの気持ちである。



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by rev_ushioda | 2016-07-22 23:09 | Comments(0)

「1年ぶりの休暇」

こんなに疲れていたんだ、と思った。
昨年9月から母の介護生活が続き、10か月。この辺りで、と思って母をショートに預け、日曜日午後から妻と二人で箱根に。
毎回、安いB&Bプランを探して、今回は強羅の「ホテルマロウド箱根」。夕食は高速道路SAのレストランで済ませ、現地に行ってゆっくり温泉に。もう一度入ろうかと思っていたが、9時過ぎには眠ってしまい、起きたのが朝8時。食事のあとも眠くて… チェックアウトが11時だったのでゆっくり横になっていたが、今回、やっと休養が出来て改めて、ああ、こんなに疲れていたんだ… と思った。出がけに、娘が、おいしいものでも食べてと包んでくれ、気遣ってくれた。

帰宅した翌日も、やはり眠くて眠くて、一日ソファに横になるしかなかった。
こんなに疲れていたんだ。



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by rev_ushioda | 2016-06-20 16:50 | Comments(0)

「介護の日々」

1年前には庭で草取りしていた母は、今は要介護4で家族の手がなければ、寝返りもできない。
今の状況を書き留めておこう。

月曜日 ヘルパーさん
火曜日 訪問入浴、訪問看護
水曜日 ヘルパーさん
木曜日 ヘルパーさん
金曜日 訪問看護
土曜日 訪問入浴、月2回 医師の往診

その他、月2回くらい、2拍3日のシュートステイ、月1~2度のデイサービス利用。
しかし、常におむつ交換、排便処理、食事介助があり、痛みへの対処がある。うなるような痛みが出て来ると、薬を飲ませたり、あれこれ対処する。いつ、呼び出しが鳴るか、常に気にする必要がある。そういうわけで、デイサービス、ショートステイ時以外、私たち夫婦はどちらかが在宅している必要があるのだ。

65歳は、規定上の定年の年。実際は5年延長できるが、定年の年になってみると、こうしてはからずも牧師の仕事も思うように動くことができなくなった。



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by rev_ushioda | 2016-05-04 21:33 | Comments(0)

「ピンポーン」

ピンポーン うんち
ピンポーン カイロが冷たくなったから替えてほしい
ピンポーン 脚が痛いから薬を
ピンポーン また、うんちみたい
ピンポーン ・〇〇取ってほしい
ピンポーン

  ハハ ^^; 今日は呼び出しが多いみたい。1時間おきじゃない?

悪いねえ。

  そんなことないけど。
  朝4時は、ちょっと眠たいかな…

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by rev_ushioda | 2016-01-27 22:32 | Comments(0)

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by rev_ushioda | 2016-01-01 16:24 | Comments(0)

「介護の日々」

つらい言葉三つ。いや、四つ。

97歳になって体が急速に衰え、「要介護4」になったわたしの母に、時々来るひ孫が言って帰る。
「早く、良くなってね。」
良くなる、なんていうことはない。何ともいえず、つらくなる。

最近、体が痛いと毎日のように言う。
往診に来た、かかりつけの医師にかすれ声で母が言った。
「先生、ずいぶん前ですが、先生に言ったこと、覚えてますか?」
「痛い、痛いと言うようになったら、そのまま・・・ という話です。」
「よろしくお願いします。」
・・と。

今日、呼び出しベルが鳴ったので、妹が行ってみると、母いわく、
「鍋の火をつけっぱなしで部屋に来ちゃった、消してもらおうと思って。」
「と思ったけど、夢だったみたい(笑)」
それを聞いて、ぐぐっと、来た。涙が溢れた。

おむつを替えていると、時々、母が言う。
「いつまで、こうしていなければいけないんだろうかね。」
一瞬、言葉が詰まる。
お前、牧師じゃないか、カウンセリングもしているのに・・ 聞こえてくる声に、母の前では、無力な自分しかいない。― 「ずいぶんお世話になったんだから、今、しっかりお礼させてよ。」


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by rev_ushioda | 2015-12-28 23:29 | Comments(1)