「神のコメント」

私たちの教会は、以前、文化センターのギャラリーを借りて、美術展を開催したことがあります。彫刻、絵画、手工芸品、書、その他、自分で美術、芸術だと思うものは、何でも出してよい、ジャンルにこだわらない美術展でした。
一つ一つの作品には、コメントをつけていただきました。不思議だなあと思うのは、作品にコメントがつけられると、そこに置かれた作品が、その作品を越えて、作った人の「物語」に変わる、ということです。前回、私は50年前の工作を出しました。50年前です、中学1年生の夏休みの宿題に作ったものですが、楽しく作り、自分でも良くできたと思いました。しかし学校の先生は「家の人に手伝ってもらったのか」と言いました。くやしかった思いや物語が、この作品にはあるのです。そのように、どんな作品にも、楽しい思い出、懐かしい思い出、ひょっとしたら私のようにくやしい思い出がある。つまり、物語があるのです。その美術展の空間、場所に、たくさんの、かけがえのない、固有の物語が集まったと思いました。

さて、神さまは、ご自分の作品である私たちに、コメントをつけられました。聖書の冒頭にこういう言葉があります。「光あれ」。また「(人の)鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった」。これが、私たちへのコメントです。私たちが、自分の人生に、この「光あれ」「人はこうして生きる者となった」という声を響かせるならば、私たちに光の物語、命の物語が始まるのです。つまらない人生などありません。ダメな人生などありません。意味のない人生などありません。神さまのコメントをいただいて、私たちは皆、人生という舞台において、希望の物語に生きる者になったのです。
あなたも神さまの作品です。そして先ほどの神さまのコメントが付けられているのです。それを確認しながら、希望の物語に生きていきましょう。

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by rev_ushioda | 2013-05-20 09:02 | Comments(0)

「大桟橋にて」

女性会が計画した研修会、女性の集いなど一連のプログラムのために来日したパム・フィリップスバーク先生、メアリ・アン・コール姉のお二人と共に、まず、研修会場(メルパルク横浜)の隣の山下公園を散策。「向こうに見える大桟橋は、カンバーランドにかかわる宣教師たち(ヘール宣教師、フォレスター宣教師、ディル宣教師、スタット宣教師たち)が日本でまず最初に降り立ったところです。」と説明した。早速、写真を撮っておられた。
説明しながら、改めて、日本中会と「大桟橋」とのかかわりに思いを馳せることになった。明治以来、ここが上陸の地だったのである。一番私たちの記憶に残る、しかし今は亡きスタット宣教師の初来日さえ、横浜に上陸、だったのである。1964年8月13日、49年前のことであった。

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by rev_ushioda | 2013-05-14 20:09 | Comments(0)

「振り回されるな」

そろそろこの辺りでも大きな地震があるのではないかと言われていますが、教会の建物は大丈夫だろうかと思って、ある時、耐震診断をしてもらいました。そしてわかったのですが、地震の時には、家の中心とは別に「剛心」(ごうしん)という、家の中央とは別の中心ができて、そこを中心にして家が回転してしまうのだそうです。家の中心と、その剛心が同じであれば問題ないのですが、家の中心と「剛心」が一定の距離以上に離れると、危険ということでした。

地震の時に「剛心」がなぜできるかと言うと、壁の中に筋交いが多く入っている所と少ない所がある場合、筋交いが多い方が地震に対して強くて動きにくいですから、その壁の方に家の中心が移ってしまう。それが地震の時の中心、「剛心」なのだそうです。家を丈夫にしようとして入れる筋交いですが、その入れ方によっては、家をつぶしてしまうことにもなるのです。

私は、その説明を聞きながら考えました。私たち人間も、自分が壊れないように一生懸命、筋交いを入れている。人の期待に応えようと頑張っているとか、見栄を張って、自分にない人生を作ってしまうとか、等。そのうちに、本当の自分らしさ、自分の中心というものを離れて、いつの間にか、別の中心で生きているのです。普段はそれで問題ないように見えますが、それは本当の自分に生きてないために、何か事が起こったとき(問題で揺さぶられると)そこに「剛心」ができて、そこを中心にして崩れてしまうのです。

聖書は「私たちは羊の群れ(のようだ)。道を誤り、それぞれ(勝手な)の方角に向かって行った」と言っています。聖書は人間を耐震診断して、不自然な筋交いを入れたために、問題があると「剛心」があなたを振り回している、と「危険」を宣言しています。造り主である神を中心にした、本来のあなたに立ち返れと招いているのです。

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by rev_ushioda | 2013-05-13 09:31 | Comments(0)

「変に宗教的にならず」

私は、ある勉強会で、欠席された方にテープを録るようにしていますが、その日は、念のため、二つのテープレコーダーで録音しました。ところが、一つの方は録音ボタンを押さないで、再生ボタンを押していましたので、当然、録音されていませんでした。ああ、二つのテープレコーダーを用意しておいてよかったと思いました。ところが、録音されていた方のテープを高速で巻き戻したところ、古いテープだったからでしょうか、途中でテープが切れてしまったではありませんか。こうして2本とも、聞くことが出来なくなってしまったのです。
仕方なく、マイクに向かって2時間分の内容をもう一度、録音し直すことにしたのですが、半分くらい録音し終わった時に確認のために一旦、テープを止めたのがいけなかったようで、次に動かしたとき、オートリバースで反対方向に動いていたのを知らず、前半の録音の上に重ねて録音してしまいました。
それでも気を取り直し、もう一度、録音し直しとなりました。こうして、ようやくできたテープを聞いて、唖然としました。何と、前に録音された音楽がうまく消えていなくて、後ろの方でシャカシャカと、音が聞こえるではありませんか。疲れが一気に出ました。大難産でした。

人生には、こういうことが起こらないでしょうか。次から次と嫌なことが起こります。事故に遭い、リストラでくびになり、よりによってそういう時に子どもが病気になる、夫婦仲が悪くなっていく、というようにです。すると私たちは、それ、方角が悪い、日が悪い、お札だ、お祓いだと、にわか宗教的になります。たまたま重なったことなのに、それもよく考えると、こちらの不注意であったにもかかわらず、宗教的になって、事柄の本質を見失ってしまうのです。
牧師が言うのもおかしいですが、変に宗教的にならない方がいいのです。キリスト教は、人に宗教的になることを勧めていません。そうでなく、逆に、事柄を冷静に見つめさせ、失敗をただし、しなければならないことに進ませていく、力と希望を持たせてくれるのです。

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by rev_ushioda | 2013-05-04 13:56 | Comments(0)

今回の3日間のコース(愛知川宿~柏原宿)の地図を、下に添付する。他の人と同一コースがあったので、サイトから拝借した。3日間で、約23キロであった。思ったより距離が延びなかった(笑)

今回のコース

醒ヶ井宿

上の地図(今回のコース)で分かるように、今回は、近江の国(滋賀県)の最後の宿場まで行ったことになる。一つ手前の醒ヶ井宿は、町の中を水量豊かな地蔵川が流れている。川の中にバイカモという植物が自生し、ハリヨという魚が住む。この川の水源は加茂神社の石垣からであり、すぐ隣は名神高速が走っている。その擁壁が迫っているのに、よく水源が断たれなかったと思う。とにかく、この町はこの豊かな川を中心に、今までになく、たくさんの人を目にする、珍しい宿場町だった。他の宿場はと言うと、観光地や駅に近い草津を除き、ほとんど人がいない閑散とした状態だった。
ここの郵便局は、これもまた、ヴォ―リス建築。滋賀県下にこれだけ建築物を残し、キリスト教を知らしめたことは、本当にたいしたものだと思った。このように伝道した人もいるのだ。見どころいっぱいの醒ヶ井宿であったが、私たちは観光地目当てではない旅人なので、長居せずに通過。

醒ヶ井からの道は、特記することはない名阪高速や国道と並走する田舎道だが、その何もない田舎道、田んぼを前にして、1軒、喫茶店があったことに、驚いた。趣味でしているのですと言われていたが、次の宿となる柏原から、わざわざ車で来ている夫婦がいた。こういう人が集まる場所って、いいな、と思う。

柏原宿は、1.4キロにわたる大きな宿場であり、保全が行き届いていると感じたが、電車の時間があったため駅に直行。記事は次回に回そう。駅に向かう正面には、この地方では名の知れた伊吹山。この辺り(米原周辺)が豪雪になるのも、この山の吹きおろしだとか。そういえば、道路の真ん中にずっと溝のようなものがあり何だろうと思ったが、雪を解かす設備が設けられていた。この伊吹山が見えるかどうかでお天気がわかると、ずっと手前の番場で話しかけてきた、土地の人が言っていた。

写真は柏原宿 (道路の中央に融雪設備)
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by rev_ushioda | 2013-05-01 23:34 | Comments(0)