「オペラを観た」

先日、機会があってオペラ「フィガロの結婚」を観た。
オペラを生で見たのは初めてのことで、色々と面白いと感じたことがあったが、その一つは、休憩時間にワインを飲んでいる。へー、オペラとはそういうものか、田舎者の私は、知らなかった!
もう一つは(こちらが書きたかった方だが)、オペラなので、せりふを歌いあうわけだが、言葉は忘れてしまったが、たとえば男性が、「お茶でもいかが?」と言うと、女性が「ええ喜んで」こう言う(歌う)。ところが、「ええ喜んで」と言った女性がそのあとで(困った、どうしよう)と思う。たとえばであるが、そういう遣り取りをする。言葉と内面が違う。よくあることだ。ところが、そう思うだけでなく、それを口にして言ってしまう(歌う)。そのようなことを交互に、本人を前にして歌っている。言葉と内面は違う。そして、普通は、思ってることは声に出さないのだ。それを、二人が本人を前にして声に出して歌っているので、それがとても面白いと思ったわけ。
別にオペラに限らない。私たちは、いつも言葉で言うことと、思ってることとは別なのだ。普通は、思ってることは言わないから、問題にならない。しかし、問題が問題になるのは、言葉にして言わない内面にある。内側に、どういう言葉があるか、それが実態であって、それによって結果が、ずいぶん違ってくるのだ。
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by rev_ushioda | 2006-01-25 23:19 | Comments(2)