「Sさん、Kさん、ご結婚おめでとう」

結婚式説教
(ヨハネの手紙一 4:7-11から)
f0086426_17145756.jpg1.愛するとは
結婚式に際して、今、読みました聖書の個所に基づいて、ひとこと、お勧めします。聖書の言葉は、こうでした。「わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります」。
ここに、「愛する」とはどういうことか、書かれていると思います。これは結婚に際して大事なことなので、しっかり聞いて戴きたいのですが、一言で申し上げると、相手のために自分を変える、ということです。神さまが、その子を私たちのために犠牲にした、と言うのです。そこで、自分を変えたのです。「ここに愛があります」。
自分の考えはこうだ、と言って、「自分の考え」を持つのは良いのですが、だから自分のやり方を変えない。変わるのはあなただ、と言う・・それは、愛ではないのです。
愛するとは、自分を変えることです。もっと具体的には、相手のために自分の計画を変更する、ことです。
誤解のないように言っておく必要があります。自分の考えは大事です。それを、なくすことではありません。かえって相手のために自分で意思し、決断し、その上で計画・行動を変更するのです。それが、愛するということです。

2.結婚は愛することの始まり
結婚とは、「結婚式」で終わるのではありません。言うまでもなく、ここからが、始まり、なのです。
どういう始まりかと言うと、愛することの始まり、自分の計画を相手のために変更することの始まりなのです。今日、ここからは、自分の計画を相手のために変更すること、自分の考え、意思をもって(感情に流されず!)変更することが、二人の最大の仕事になります。
考えてみればすぐ分かることですが、人は、多様性を持っています。今、知っているお互いが、これから先もずっとそうかというと、そういうことは無い。きっとSさんも、Kさんも、結婚生活の中で、お互いが知らない面が、当然出て来るだろうと思う。状況によって考え方が変わり、行動も変わっていきます。ここに多様性が生まれる。その多様性を、どのように受け止めていくのか。そこに、愛するということ、愛というテーマが出て来るのです。
今は、「愛すること」、相手のために計画を変更することは、好きな人のためだから、喜んでできる。したいと思っているでしょう。しかし、受け入れることができる時(好きな時)に受け入れること位は、幼児、子どもでもできる。
長い結婚生活では、やがて、どうしても受け入れることができない時が来るでしょう。意見が対立する時が来る/考え方も、話し方も、行動も、好きではなくなる時が来る。好きでなくなった時/相手のために計画を変えたくなくなった時/相手を受け入れるのに感情が反発する時/どうするか。そこで、愛というテーマが出てくる。愛が力を発揮するのです。
結婚で一番大事なのは、好きという感情ではありません。愛です。愛するということです。自分の計画を、自分のはっきりした意思で、多様性を持つ相手のために変更することです。

3.神の愛のもとから
考えてみれば、神が愛を示してくださったのです。
私たちは、神さまを、悲しませてばかりいると思う。神さまをそっちのけで、好き勝手なことをしていると思う。しかし聖書を読むと、神さまはその私たち一人一人を愛してくださった、と。十字架が、その証しだと言っている。神さまの方で行動を変更していくのです。神は、聖なる方。天の上におられればよかったのです。しかし、全然清くない人間、神さまに向かって悪態をつくような人間のためにこの世に来てくださった、当然、傷を負います。致命傷でした。すなわち、ひとり子を十字架にかけてまで、人間を受け入れてくださった。そのように意思を持ち、計画を変更してくださったのだと聖書は書いています。私たちを、神さまはキリストによって包み込んでしまったのです。だから聖書は、ここに愛がある、と言っています。
今日、二人は、愛のあかしであるキリストのもとで結婚式を挙げています。キリストのもと、ここにこそ、感情に流されない信実の愛があります。このキリストの100%の愛のもとからスタートし、ふたりでキリストを見上げていれば、この二人の結婚に、必ず信実な愛が宿ると信じます。祝福を祈ります。

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by rev_ushioda | 2008-01-12 20:06 | Comments(0)