「暴漢に何と言うか」

最近、保育士の方から、面白い質問を受けた。保育園に暴漢が押し入って来たときに、何と言ったらいいのですか、というもの。警察署と協力して、警官がその役を実演して、対応を訓練するのだと言う。逃げたり抵抗したりしないで、言葉を返してください、という注文がつけられての訓練だそうだ。
さて、思いつくままいくつかの視点をお話ししたが、訓練が終わってから電話をくださったので、「何と言えばいいと言われたのですか」とお聞きしてみた。警官いわく、「あなたにも家族がいるでしょう」ということであった。なるほど、と思った。しかし、果たして今の時代もそれで通用するのだろうか…とも思った。当然、通用するのが当たり前であろう。しかし、それだけの事件を起こすからには、家族との関係がいいわけはないだろう…。そこに問題がありはしないか。「あんなヤツ、親じゃない!」と、言われてしまうのではないだろうか。それほどに、家族の関係がゆがんでいるし、そこから心の病気になるか、逆に問題行動として現れると思うからだ。カウンセリングで出会う課題は、そのほとんどが親子の問題である。今回のケースでも、昔ながらの人情論が通じないかもしれないと、ふと思ってしまうしかないところに、寂しさ、悲しさを感じた。私だけの危惧なら、それでよいが。

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by rev_ushioda | 2008-01-10 06:33 | Comments(0)