「偽」

今年を象徴する漢字は、 「偽」だそうだ。日本漢字能力検定協会(京都市)が公募し、応募のあった9万816票のうち、「偽」が1万6550票でトップだったそうである。

旧約聖書(箴言30章7節以下)に次の言葉がある。
 二つのことをあなたに願います。
 わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。
 むなしいもの、偽りの言葉を、わたしから遠ざけてください。
 貧しくもせず、金持ちにもせず
 わたしのために定められたパンで、わたしを養ってください。
 飽き足りれば、裏切り、主など何者か、と言うおそれがあります。
 貧しければ、盗みを働き、わたしの神の御名を汚しかねません。

偽りとは、まず、自分のなかにあることを肝に銘じなければならない。それが生活にかかっていることで、また考えさせられる。生きるためにうそをつく。偽りの言葉が出てくる。ここで大事なのは、貧しくても、富んでいても、という洞察があることだ。いずれにしても偽りの言葉が出てくる。私たち自身が偽るものなのだ。
旧約聖書エレミヤ書17章9節には 「人の心は何にもまして、とらえ難く病んでいる。誰がそれを知り得ようか」とある。これは他の訳(口語訳)では、「心はよろずの物よりも偽るもので、はなはだしく悪に染まっている。だれがこれをよく知ることができようか」となっている。もっとわかりやすい訳(リビングバイブル)では、「人の心は何ものよりも欺きやすく、芯まで腐っている。それがどんなに悪質なものかはだれにもわからない」となる。
だから、祈る。キリスト者とは、祈りによって、礼拝によって、偽りを知っておられる神の前に自分を置く。そして、偽るものにならないよう、生きている者のことだ。
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by rev_ushioda | 2007-12-14 11:01 | Comments(0)