「10周年に際して」

はからずも泉教会10周年の日、渋沢教会で50周年記念礼拝がささげられた。この渋沢教会の礼拝堂は内部が木でできていて、温かみを感じるが、その正面は、ベニヤ板が何の塗装もなく、何の装飾もなくそのまま、四枚分、素地のまま貼り付けられている。それを見るたび、私は、ああ、ここに、説教が語られていくのだと思う。そして、ここに聖徒の交わりが生まれ、教会が形成される。教会は、そのように、この世に向かって神の国の物語を描き出していくところなのだ、と思うのである。
私たちの教会が、向こう半世紀に耐える教会となるかどうか。それは、信仰の基本に立ち返ること、また教会形成において、その基本に立つこと以外ではない。そして、それを共有のものとするのだ。これは、「公同の教会」を信じる私たちの方向性であり、使命である。
今回、泉教会という小さな場で語られた説教や、講演の記録「長老のつとめ」を本にするのだが、こうして本になって大事なことが仲間で共有されることは、使命に向かっての「カタパルト」であるに違いない。ここから、次の、新たな歴史を造って行くのだ。
この本は、ブログを本にするサービスを利用して、出版を実現した。編集・製本等すべて自動化されているため、一冊からの出版もできると言う手軽さの半面、本のサイズ、文字のポイント等々の調整はできなかった。しかし、それにも増して、私たちの教会の説教が、こうして手元に残り、共有化されることを、心からの喜びとしたい。
200頁、1800円は少し高いが、普通の教会の、普通の牧師の、何の目新しさもない説教だから、その意味で希少価値があるのかも知れない。ぜひ、読んでいただきたい。
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by rev_ushioda | 2007-09-24 22:22 | Comments(0)