「江戸小話」

東海道も神奈川県に入ったが、
ここまで来る途中、鮫州(さめず)という地名があった。
江戸小話に次のようなものがある。

親方が江の島鎌倉へ行くことになったので、
みんなで品川まで送っていった。
きっと、お別れに街道筋の茶店で1杯おごってくれるのだろうと当てにしていたが、どの茶店の前も素通りしてしまった。
そして鮫州まで来ると、「それじゃみんな元気でいろよ」とだけ言って、すたすた行ってしまった。
みんな腹を立てて、
「畜生、元気でなんかいてやるものか!」

品川から鮫州まで、だいたい1時間。
品川宿を抜けたあたりが、鮫州である。
江戸の人はこんな感じで見送りに来たのかなと、実感した。
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by rev_ushioda | 2007-05-01 17:14 | Comments(0)