「会議録/議事録」

会議を開いて、その記録を残すとき何というかですが、教会の会議に携わらない方々には、あまり関係のない、面白くない話になってしまうかも知れませんが、教会の考え方について大事なことを含んでいますので、書いておきたいと思います。

『広辞苑』は、「会議録」とは「会議の経過・内容を記した記録」、「議事録」とは「会議の議事の主要事項・討議の状況を記録したもの」と説明しています。ただ、会議録は議事録、議事録は会議録とも言うように書かれていて、国語的には違いがよく分かりません。『ブリタニカ国際大百科事典』 は、「議事録」とは、一般に会議の議事の主要事項ならびに討議の状況や結果を記載した文書をいうが,政治的には,国会および地方議会における本会議,各委員会の会議録をさす。」となっています。
ですから、一般的には「議事録」という表記だと思います。では、泉教会で行われる小会の会議や中会会議の場合はどのように言うかというと、これは「会議録」、委員会などの記録を「議事録」と言っています。

泉教会を含む長老主義教会は、『教会憲法』をもっていて、そこで明らかにしているのは、会議をもって教会を形成する、という考え方です。つまり、誰か特別な人間の力が教会を作るのではない、という意味です。こうして、小会、中会、大会、総会という会議をもって一つのカンバーランド長老教会を形成するのだ、と言い表しているのです。
そういう理由で、小会が会議を開いたら、その記録は「会議」の記録という意味付けが大事なのです。何の議事録かと言えば、カンバーランド長老教会を構成する一つの「小会会議」の記録だと。それで「小会会議録」(同様に中会会議録等)という表現を、正式な表記とするのです。
ですから、委員会の場合は、こちらは一般的な表現「議事録」というように区別しています。教会の考え方が歴史的にはいわゆる民主代議政治になりましたから、『ブリタニカ国際大百科事典』が、「政治的には…会議録」と言っていますが、これは教会の考え方からきていると思われます。

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by rev_ushioda | 2016-03-09 18:38 | Comments(0)