「介護の日々」

つらい言葉三つ。いや、四つ。

97歳になって体が急速に衰え、「要介護4」になったわたしの母に、時々来るひ孫が言って帰る。
「早く、良くなってね。」
良くなる、なんていうことはない。何ともいえず、つらくなる。

最近、体が痛いと毎日のように言う。
往診に来た、かかりつけの医師にかすれ声で母が言った。
「先生、ずいぶん前ですが、先生に言ったこと、覚えてますか?」
「痛い、痛いと言うようになったら、そのまま・・・ という話です。」
「よろしくお願いします。」
・・と。

今日、呼び出しベルが鳴ったので、妹が行ってみると、母いわく、
「鍋の火をつけっぱなしで部屋に来ちゃった、消してもらおうと思って。」
「と思ったけど、夢だったみたい(笑)」
それを聞いて、ぐぐっと、来た。涙が溢れた。

おむつを替えていると、時々、母が言う。
「いつまで、こうしていなければいけないんだろうかね。」
一瞬、言葉が詰まる。
お前、牧師じゃないか、カウンセリングもしているのに・・ 聞こえてくる声に、母の前では、無力な自分しかいない。― 「ずいぶんお世話になったんだから、今、しっかりお礼させてよ。」


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Commented by ミリアム at 2016-01-02 15:47 x
母が召されて6年。
時間が経過すればするほど、「しっかりお礼をしなかった自分」が迫ってきて
私を責める・・・年中こんなことの繰り返しです。

どこに気持ちの落としどころを見つければいいのか。

ああ、そうだ、礼拝だ。
牧師に、私の心と生活にある「神の平和」を宣言していただいているじゃあないの。
「人よ、あなたの罪は赦された。安心して生きなさい」と。
by rev_ushioda | 2015-12-28 23:29 | Comments(1)