「信仰は内面のものだけか」

最近の新聞に、「カトリック “軍備優先”に危機感」という見出しがありました。日本のカトリック教会が、平和の理念を揺るがす政治の在り方に危機感を強め、戦後70年に際してメッセージを発表した、という内容でした。
そのメッセージは具体的に何と言っているかというと、政治は歴史を書き換えているとか、憲法9条を変えようとしているとか、沖縄の基地問題で人間が無視されているとか、そのような踏み込んだ内容だ、と紹介しています。その上で、なぜ、教会がこのような踏み込んだ発言をするかということが、記事に書かれています。要するに、「なぜ教会は平和を“祈る”だけでなく、政治について発言するのだろうか」という問いに答えようとする記事でした。
私たちカンバーランド長老教会日本中会も、そういう意味では声明などを盛んに発信していますが、好き好んでそうしているわけではありません。本当はそうしたくないのに政府に対してメッセージを発表せざるを得ないのは、日本のカトリック教会の場合、かつて、明確に反対せず、結果、戦争遂行に協力してしまったという反省があるからだと、記事は紹介しています。
ほっておけば、結果的に戦争に協力することになるのは、歴史が、はっきりと証明していることです。集団的自衛権のたどる道は、戦争です。政府はそのための国民の意識改革と、法整備を、もう何年も進めてきて、ここに来てそれが顕著です。もし、発言しないなら、戦争に協力することになってしまうのです。
N兄は軍国主義に育った少年時代、「晴れた」空を見たことがなかったと言われました。実際、晴れた日はあったでしょう。しかし、心の記憶は、いつも曇りだったのです。そして、それが今、この時代に重なると言うのです。
私の信仰上の祖父は、京都で牧師でしたが、治安維持法で検挙され、信仰のゆえに殉教しています。その悪法が今、特定秘密法に姿を変えて復活しました。だから私は、政府の考え方に反対の意思表示をするのです。それは、ただただ、信仰を護ることなのです。
今、ほっておいたら戦争を起こす協力者になるのです。かわいい孫たちは、将来、徴兵制によって兵隊にとられます。カトリック教会が声を上げたと報じられました。あなたは?

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by rev_ushioda | 2015-03-20 10:54 | Comments(0)