「滴る汗」

アドベントにまったく関係ないが、NHKに「ラジオ文芸館」という番組がある。
たまたま車の中で聞いたのが、藤沢周平「滴る汗」。もう2か月も前なのに、何か忘れられないので、書き留めておこう。おおまかなあらすじは「私の読書日記」というブログに紹介されている。

歴史ものである。公儀隠密が身分を隠しながら商売をしているが、あるとき、素性が知られそうになる。そこでとった行動(口封じ)が藪蛇となっていく、という話である。最後は、「それは、あなただ」という強烈なメッセージが伝わってくる。そこで主人公が流す冷や汗が「滴る汗」であるが、それは、間違いなく、聞いている自分に向かってくる。この、どんどん引き込まれていく感覚は、さすが(さすが文学者)と言うしかない。この感覚がどこからきたかというと、読者を「当事者」としてしまう、というところにあるのだろう。
ひるがえって、教会で語られる説教は、どうなのか。どこの誰に語られているのかわからない。知識は増えても、引き込まれることもないまま、礼拝に出ても出なくても何も変わらず。そんなことになってしまってはいけないと、この放送を聞いて、思った。私からも、滴る汗が…^_^;

番組は、YOUTUBE にあった。→ 「滴る汗」

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by rev_ushioda | 2014-12-12 13:55 | Comments(0)