「バックギア」

私は、車の運転をしますが、車のギアはうまくできているものだと思います。同じ力のエンジンなのに、坂道を力強く登る低速運転にも、高速道路を突っ走る高速運転にも、そして、車をバックさせることもできるのですから。
ところで、車のギアがいつもバックギアに入っていたとしたら、それでは車の機能は発揮できません。そればかりか、エンジンをふかせばふかすほど後戻りしてしまいます。ニュートラルに入れ、さらに次のギアへと入れ替えていくときに、車は前進し、車はその本来の役割を果たすことになります。
なぜ、こんなお話をするかと言うと、私たち人間は、意外とバックギアに入ったままの状態、ということがあるのではないでしょうか。相談に来られる方の中には、時々、この人はもう結論を持っているのではないか、と思う人がいます。私がどうお話しても、「ええ、でも…」とバックギアを入れる。「でも…(私はこう思う)」。それなら初めからそうすればどうか、と思うのですが、実は自分の考えや思いと同じ言葉を言ってほしくて、おいでになるようです。しかし、それでは、前進しようがありません。
心の中にあるこのような後向きのパターンを、「心理ゲーム」と言いますが、このゲームを始めると、どんな話題においても、また、そこでどんな話を聞かされても、必ず同じ思い、同じ感情に戻っていってしまうのです。つまり、バックギアに入ってしまっているので、いつも「他人のせいでこうなった」とか、その反対に「自分はだめ人間だ」というように、同じことを繰り返します。
知らずに入っているバックギアを引き抜いてニュートラルに、そして、それぞれに合ったギアに入れていくとき、快適な、自由な人生の走りができるはずなのです。
聖書はこう言います。「この自由を得させるため、キリストは、(十字架によって)私たちを自由の身にしてくださったのです。だから、しっかりしなさい。奴隷の軛(くびき)に二度とつながれてはなりません。」(ガラテヤの信徒への手紙5章1節)

「くびき」とは、牛が荷物をひくために首に掛ける木のこと。
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by rev_ushioda | 2014-07-05 20:11 | Comments(0)