「沈黙の値打ち」
2014年 05月 15日
価値観をおしつけられ、外面的には「いい子」を演じながら、今にも爆発しそうな人がどれだけいるでしょうか。しかし、価値観をおしつけている側は、それが子どものため、人のため、と言って、それが当然という考えなのです。あなたはどうでしょうか。
ある便利屋さんが一人のご婦人のところへ呼ばれて出かけると、「たった1時間話を聞いただけで、100万円くれました」と、「人のために人となる人」(サンマーク出版)という本に書かれています。自分の話ができない。気持ちを誰にも伝えられない。自分のことを言おうとすると、いつも決まった同じ価値観を押しつけられる。そういう人にとって、話を聞いてくれるということは100万円の値うちがあった、ということです。言い換えれば、私たちは自分の価値観で100万円もの値打ちを人から奪っている。取り返しのつかない損害を、人に与えているのかも知れません。泉教会は、100万円を値積もるほどの値打ちがある、人の気持ちを大事にしたいと考える教会です。