映画『アオギリにたくして』
2014年 04月 18日
平和記念公園内にある「被爆アオギリ」の下で、被爆体験を語っていた故・沼田鈴子をモデルにした映画である。広島の原爆投下で被爆した上に片足を失い、婚約者も戦争で亡くした女性教師がたどる生涯を、その妹の目で描いていく。被爆者であることを広島でさえ隠し通さなければならない不条理、悲しみと、そこから這い上がっていく実話であり、よい映画だった。
アオギリについて、
原爆によって、街は一瞬のうちに破壊され、約14万人もの命が奪われた。爆心地から2km以内のほとんどの建物は全焼、樹木も焼き尽くされたが、その中を生き抜いた樹木がある。焼け焦げた樹木から芽吹いたものもあるのだ。そうした被爆二世の樹木は、被爆者に生きる希望を与えた。平和記念公園内には移植された被爆一世のアオギリがあり、その種から育てられた「被爆アオギリ2世」は、今、希望者に配布されている。
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