「勲章のような気がした」

そろそろ年金の手続きを開始しなければと思い、窓口に行って相談した。もう、こんなことをするようになったんだなあという、不思議な感覚だ。
いろいろ話をするうちに、当然、今の収入の話に及ぶ。担当者いわく、「ああ、ボランティアね。」 15年間、何も変わらない数字を見て、さらりと言われた言葉であった。
何か、勲章でももらったような気がした。家のほうの事業が大変で、毎日駆け回っている妻にはつくづくと申し訳ないが、しかし年金の担当者にそう言われた時には、わたしの心にその言葉が残ったのである。
妻は今年、母親をなくした。最近、ようやく手続きが終わり、「遺産」を手にした。高齢の義母は自分のたくわえで自分の老後の費用をすべてまかない、子どもたちに残したものはと言えば、一人、百何十万かであった。しかし、その大切な母の遺産さえ、家の事業を維持するために注ぎ込ませてしまった。申し訳ないと思いつつ、二人で背負うことになったこのような経済生活に、「ボランティアね。」のひとことは、主のためという思いと重なり、主は一切御存じなのだと聞こえ、私には不思議にほっとする言葉であった。

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by rev_ushioda | 2013-07-16 12:30 | Comments(0)