「神のコメント」

私たちの教会は、以前、文化センターのギャラリーを借りて、美術展を開催したことがあります。彫刻、絵画、手工芸品、書、その他、自分で美術、芸術だと思うものは、何でも出してよい、ジャンルにこだわらない美術展でした。
一つ一つの作品には、コメントをつけていただきました。不思議だなあと思うのは、作品にコメントがつけられると、そこに置かれた作品が、その作品を越えて、作った人の「物語」に変わる、ということです。前回、私は50年前の工作を出しました。50年前です、中学1年生の夏休みの宿題に作ったものですが、楽しく作り、自分でも良くできたと思いました。しかし学校の先生は「家の人に手伝ってもらったのか」と言いました。くやしかった思いや物語が、この作品にはあるのです。そのように、どんな作品にも、楽しい思い出、懐かしい思い出、ひょっとしたら私のようにくやしい思い出がある。つまり、物語があるのです。その美術展の空間、場所に、たくさんの、かけがえのない、固有の物語が集まったと思いました。

さて、神さまは、ご自分の作品である私たちに、コメントをつけられました。聖書の冒頭にこういう言葉があります。「光あれ」。また「(人の)鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった」。これが、私たちへのコメントです。私たちが、自分の人生に、この「光あれ」「人はこうして生きる者となった」という声を響かせるならば、私たちに光の物語、命の物語が始まるのです。つまらない人生などありません。ダメな人生などありません。意味のない人生などありません。神さまのコメントをいただいて、私たちは皆、人生という舞台において、希望の物語に生きる者になったのです。
あなたも神さまの作品です。そして先ほどの神さまのコメントが付けられているのです。それを確認しながら、希望の物語に生きていきましょう。

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by rev_ushioda | 2013-05-20 09:02 | Comments(0)