「べてるの家」

ある時の新聞の社説に、北海道浦河町にある「べてるの家」が紹介されていました。聖書で「神の家」という意味がある「べてるの家」は、日赤病院精神科と連携して、キリスト教会が運営する作業所やグループホームです。100人を越す元精神科の入院患者が昆布の産地直送事業を行い、年商1億円。地元の大企業になりました。年に一度の総会の時に、町ではもう有名になったと言われる、幻覚妄想大会が行われます。「今年のグランプリは…」と、ユーモアたっぷりにその年の際立った妄想や幻覚を表彰していくのです。「あなたは昨年のクリスマスイブの夜に、2階から宇宙船に飛び乗ろうとして転落、両足首を骨折。病院まではってたどり着きました。もし再びUFOにお乗りの際は、主治医である私も誘っていただき、一緒に宇宙のかなたに飛び立とうではありませんか」。
幻覚妄想のない、人格のたとえば1割を相手にするのではなく、幻覚妄想がある9割と、丸ごと付き合ってしまおうというものです。ユーモアを交えて、マイナスを個性として受け止め、隠すことなく、地域の人々も含めてみんなと共有し合って、笑い、いきいきと生きている人の姿が、ここにはあります。
キリストは人々の中で、人をそのまま、あるがままに受入れ、人を、その人に一番ふさわしく生かしていきました。そのように、今、教会は浦河の町に溶け込んでいるのです。
賛美歌に、キリストの招きの言葉が歌われています。「ここに私はいます、ホームレスの眠る街。ここに私はいます、凍える子の涙にも。あなたは?」
キリストはホームレスと共に、凍える子どもの涙と共に、そして、幻覚妄想に生きざるを得ない人々の中に、今、共にいてくださるのです。その時、私たちはいったいどこに立とうとしているのでしょうか。あなたも日曜日、泉教会でイエス・キリストに向かって心を高く上げてみませんか。

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by rev_ushioda | 2012-06-15 10:35 | Comments(0)