「東海道 40~41日目 京都にゴールイン」

草津宿

ホテルの11階の部屋から、下を見るとJR草津駅である。いよいよ旧東海道、最終ステージに立った。
今日は、草津から出発。草津と言えば中山道の分岐がある。5年前に「江戸」日本橋から正反対に延びた二つの街道を、あのとき私たちは東海道を南下したが、そこから逆方向の北に向っていた中山道とここで合流した。なぜか、感無量・・・。来年は、ここから中山道を「江戸」に向けて再び出発予定。新しい街道の旅が始まる。
次の写真、正面のトンネルが、中山道の始まりである (昔は、上の草津川に上ってそこを渡っていたたと言う)。写真では見えないが、右手に東海道が合流している、まさに東海道と中山道の合流点(分岐点)である。
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さて、今回は琵琶湖東岸を南下、途中、「江戸」から120里の一里塚を越えた。残り6里、いよいよ瀬田の唐橋を渡った。これで琵琶湖を越えた。明日には、京都にと思うと、何やら、不思議な感動を覚える。
ところで、東から京へ上るには、東海道を離れ、湖に出て、矢橋(やばせ)の港から大津への船を使うとが早いが、しかし比叡おろしの強風に悩まされた。そこで、さらに足を伸ばして南方にある瀬田の橋を渡れば安全である、として、瀬田までの遠回りの道を選ぶことになった。「もののふの矢橋の舟は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」。これが、東海道である。急がば回れの語源になったうたであり、まさにその場所である。遠回りして、学ぶことがある。

ゴールイン

さて、二日目は、瀬田の唐橋を過ぎた琵琶湖西岸の石山から出発。一日目は自宅を5時に出て東名を飛ばしたら午前中に草津に着いた。一日目にもかかわらず思わず歩行距離を延ばすことができたため(14キロくらいか)、ついに、京都への射程圏内に入った!!(残り16~7キロ)
琵琶湖西岸を大津に進み、そして、あの「逢坂」である。蝉丸が「これやこの行くやかへるも別れては知るも知らぬも逢阪の関」と詠った「逢坂」に来れば、その先は、もう、山科である。
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食事に店に入れば「おおきに」。心なしか、紅葉さえも京都らしく(?)見えてくるから不思議だ。国道1号とも山科辺りで別れ、、いつしか「三条通り」となる。いよいよだと思うと、疲れた足も速くなる。
ところでいよいよゴールというところで、道を見失った(と思った)。通りがかりの人に訊くと、国道を教えてくれた。地元の人でも旧道はしらない。今までもそうだったが、ここ京都でも同じだった。結局、GPS(携帯しているナビ「ゴリラ」)で確認したら、歩いていた道が旧道であったのだが。
さて、南禅寺がある山を右に見ながら都ホテルを左折、あとは直進(西に進み)、京都の碁盤の目の中に入る。そして、ついに、加茂川にかかる三条大橋に到着。5年にわたる東海道旧道を歩く夫婦の旅は、ここにゴールインした。
三条大橋はたくさんの人で、ごった返していた。当然だが祝ってくれる人もなく、自分たちで感動をかみしめた。ああ、これが京都だ。電車で京都に入ったことはあったが、歩いて京都に至り、あの坂を、この坂を越えてついにここに立ってみて、京都を実感した。京都は、誰も皆、歩いて上洛すべし。
通りがかりの人に頼んで写真を撮ってもらった。こうして、ひとしきり感動を味わい、気づいたらすでに5時、暗くなってきたので、買い物もせず、今夜の宿がある大津に戻ることに。(次の写真は、加工して明るくしてあるが、実際はかなり暗いです)
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草津から京都三条大橋までのルートは ⇒ こちら



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Commented by 海二 at 2011-11-30 10:57 x
おめでとうございます。
すごいですね。
ご夫妻の、とってもいい思い出になりますね。
Commented by rev_ushioda at 2011-12-01 00:46
ついに!という感じです。5年間で500キロですから、日常に置き換えればたいした距離ではないのですが、達成感は確かにありますね。「東海道」5年は、今、私たちの財産のように感じています。
Commented by Nabucco at 2011-12-01 22:44 x
おめでとうございます!「東海道」の旅を終えて、心地よい疲れを感じられていることと思います。次の計画を立てるのも楽しみですね。
Commented by rev_ushioda at 2011-12-02 10:19
三条の
思いは早や
草津発ち
Commented by のこぎリスト at 2011-12-14 11:58 x
あ、滋賀にお越しでしたんですね。
それも毎日通っている草津宿の写真が。
ご案内できればよかったのですが。
そういえば、以前天ぷら屋さんで天ぷらを食べていたら、中仙道を歩いてこられた方にお出会いしました。
Commented by rev_ushioda at 2011-12-14 22:24
のこぎリストさんは、草津の方だったんですね。あの通りを使われるのですか、本陣前に最近、移転、オープンした中華のお店、ラーメンがおいしかったですよ。ところで、草津川は「天井川」ですが、どうやって町より高いところに川が自然にできたのか、不思議なのですが、お分かりですか?
Commented by のこぎリスト at 2011-12-23 08:25 x
私はとなりの守山市在住です。もちろん金燕の家もいったことがあります。


リンクしてある滋賀県のサイトをご覧くださいませ。
なぜ出来るかが丁寧に書いてあります。
なるほどです。
Commented by rev_ushioda at 2011-12-23 20:40
ありがとうございました。よく分かりました。結局、自然に出来たものではなく、人間の土木事業だったということで、納得しました。それにしても、草津川のほか、滋賀県に入ってから、確か2本の天井川を越えてきました。関東にはこのような川はないと思いますので、自然との付き合い方も、所変われば、ということのようですね。
Commented by rev_ushioda at 2011-12-23 20:47
ところで、守山ですか。実は東海道をゴールしたので、1月2日から3日間の休暇で、今度は草津から中山道に進もうと思ったのですが、雪が心配で、結局、冬場は止めました。4月の終わりに、守山を通過します。
by rev_ushioda | 2011-11-30 23:52 | Comments(9)