「津波に注意」
2011年 03月 28日
カトリック雪ノ下教会から、材木座海岸を経て逗子方向に3.5キロの海沿いの道をぶらぶらと歩く。しかし、至るところにある「津波に注意」の看板を見ると、今まではそれほど気にも留めていなかった看板であるが、さすがに、落ち着かない。その時にはどこに逃げたらいいのかと、遠くの丘を見ながら、あそこまで、短時間で走って間に合うのだろうかとか、あの津波の映像が頭をよぎる。
それにしても、少年野球の子どもたちが浜辺で練習している。犬を連れて散歩する人もいる。日常の光景がそこにあった。その時はその時、とでもいうかのように。地元の人は、逃げようがないからね。海に生きた人々は、海の災害に遭っても、海を離れず。三陸の猟師さんたちの思いだったが、これからも、そうなのだろうか。
そういえば、原発の恩恵を受けた地元の人々も、事故があったからと言って、原発は二度と来るなとは言わない。「ただただ、残念です」と。
そこに生きる人は、そこに生きるしかないものを背負っている。私たちは、何をどう言ったらよいのだろうか。
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