「献堂式」

今日は、市川グレース伝道所の献堂式です。
教会員の皆さん、大変な献身、努力を重ね、ついにこの日を迎えることができて、どんなにかうれしいことでしょう。
ところで、献堂とは何でしょうか。一般には「竣工」と言うところですが、そのようには言わず、「献堂」というのです。つまり、建ちあがった礼拝堂を神さまに献げ(献堂し)、「この建物をどうぞ御旨にかなうように用いさせてください」と祈るのです。こうして、礼拝堂のためにどんなに自分たちの努力や経済活動があったとしても、それを神さまに献げてしまうのです。そして、神さまから自分たちに委ねられたものとして、それを受け取るのです。
この、受け取る、という考え方が大事です。だから、これを私的に所有せず、私物化せず、用いさせてください、と祈ることになるのです。自分は献金をいくら献げたとか、この建物の何のためにこれだけの知恵を結集したとか、そういう、自分たちが努力したことや為し得たことは、もう、なくするのです。私的に所有しないのです。そうではなく、神さまが、神さまのお働きのために、ただそのために与えてくださったとして、受け取るのです。私物化しないのです。
礼拝堂に限りません。私たちは、地上のもの一切は、これを私的に所有せず、私物化せずに用いさせてください、と祈るのです。そういう意味では建物も、金銭も、時間も、命も、才能や能力も、あらゆるものが対象になります。これを「クリスチャンスチュワードシップ」と言います。
自分のもの(私物)があることは大事ですが、それを、私たちはいつの間にか私物化する。自分の中に囲い始めるのです。罪は、人生を我が物にすることです。
今、市川グレース伝道所は礼拝堂を献堂する。そして、神さまから受け取るのです。このようにスチュワードシップによって証される礼拝堂は、人がそこに集うたびに、神さまなしで生きられるという私物化の罪を指摘するに違いありません。人生は自分たちのものではなく、一切は主のもの、主の御用のためにこそ役立てられるものだというメッセージを、礼拝堂が語り始めるでしょう。

献堂、おめでとうございます。

「献堂式」序曲 ハ長調 作品124という曲がベートーベンの作品にあるのを見つけた。
演奏 → http://www.litutoryo.com/music/beethoven/be_wh_wein.mp3

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by rev_ushioda | 2011-01-30 06:44 | Comments(0)