「相談できる謙虚」

今日、一人の牧師から相談を受けた。教会員と意見が対立した。どうしたらいいだろうか、と。聞いてみると、相手の方は教会を離れることも考えにあるらしい、自分としては命がけで教会にお仕えしているわけだから、考えを変えるつもりはないし、かと言ってその人をつまずかせることは牧師としてできない。教会を離れると言われたら、これ以上、真剣な議論ができない。辛いものがある、と言われた。
私は、どこにでもある牧師の悩みだと、自分の経験と考えをお話しした。議論ができないまま、じゃ違う教会へ行く・・・と言われたとしたら、牧師として、これほど無力を感じ、辛いことはない。
それにしても、こういう話をしながら、こうして相談できるって偉いなあと、思った。自分の考えは曲げることはできないというほどの人が、しかし、悩みながら人に相談する。悩みがあるというのは、相手の人を大事に考え、切り捨てるような考え方をしていないということ。自分にとっても、相手の方にとっても、よい道を探っているということ。そして何よりも、相談できるということは、謙虚だということ。しかも、自分ひとりで頑張らないで、自分がつぶれないように安全弁をしっかり開いているということ。
私が年長者だからと思っていただいて相談に来られたが、私のほうはと言えば、気の利いた答えなどできようはずもない。多少の経験をお話させてもらったくらいで、むしろ、困った時にはきちんと人に相談できる謙虚さと姿勢に、私のほうが学ばせてもらった。

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by rev_ushioda | 2011-01-24 20:37 | Comments(0)