「東海道25~27日目 二川~赤坂」

1日目
今回は、まず、取り残していた磐田駅前から浜松宿まで。
とんでもなく暑い日であった。もの好きだねえ、という声がどこからか聞こえてきた気がしたが、(読者のあなた、言わなかった?)
この日は特に見るべきところはないコースだったが、途中に天竜川があった。
この川を渡るためには、パンフレットによると、バスを利用すべしとなっている。別の案内書には「川越の恐怖」「路側帯しかない…肩をかすめるの距離をビュんンビュンと車が飛ばしまくっている。暴れ天竜と言われているが、現在では暴れているのは橋上を走る自動車であった」。
これでは危ないということで、私たちはバスを待ち、40分、バスの遅れでさらに10分待った。しかし、いよいよバスが来ようかというとき、バス待ちの人から聞いた話は、天竜川を渡る1キロ半の橋は、去年、歩いて渡れるように拡幅されました、と… 
他の人のブログを見た。「この天竜川もかなり川幅が広い。橋の長さでは大井川の1026m、約15分には及ばないが、919mもある。水がきれいでたいへん気持が良い。それに、幅が広くて立派な歩道は、とうとう最後まで歩いている人や自転車を見かけることがなかった。大きな美しい天竜川を独り占めである。」
うらやましいと思ったが、しかしバスを待っていた1時間は、暑い日だったので、休んで体力を回復するためにはちょうど良い1時間だった。
写真は、明治時代、天竜川治水のため私財を投じたという、金原明善の生家の前。治水のために上流に植林もして、水害を根源から絶とうとしたという。
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宿泊は、5月に続いて二度目のBENTENKAN。このホテルは、浜名湖に来たら、絶対、お勧めのホテルである。この夜は、ちょうど浜松に来ていたY兄の訪問を受け、しばらく歓談できたことがうれしかった。

2日目
いよいよ先に進むが、前回の最前線、二川(愛知県、いや三河国に入った最初の宿)からの出発である。
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予定ではこの日、豊橋(吉田宿)を越えて、その先の御油宿、赤坂宿まで行かれるのではないかと目論んだが、とんでもない暑さのためか、または道を間違えたショックと疲れのためか、足を引きづることになり、そこにあった駅(飯田線小坂井駅)に飛び込み、あえなく10キロでリタイア。
道の間違いはよくあるが、妻と話しながら歩いているため、地図のチェックをうっかりして、曲がるべきところを直進、はるか先で道を間違えたのに気付いた次第。この修正のために、かなり体力、気力を消耗してしまった。
それでも豊橋市内に入って、何と路面電車を見つけたときには、感動して、シャッターをぱちぱち。市内の道は、車でも通ったが、車の隣を路面電車が走るのには、横浜の40年前を見る思いであった。昔は東京、横浜、名古屋、京都をはじめ、小田原、三島、静岡、岡崎など東海道沿いの多くの町に路面電車が走っていたようだが、今はこの豊橋が東海道沿いに路面電車が残る唯一の町だそうだ。写真は、今も路面電車が走る町、豊橋(吉田宿)。
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この吉田宿を越えた辺りで、足が重くなった。結果は、上に書いたとおりである。
途中、小坂井町に「子だが橋」という橋があった。この先にある菟足(うたり)神社には1000年ほど前には人身御供の習慣があって、春の祭の初日にこの街道を最初に通った若い女性を生贄として捧げていたんだとか。ある年、贄狩りをする人が橋を見ていると、1人の若い女性が通りかかったのであるが、何と祭のために帰ってきたわが子であった。しかし、「子だが仕方なし」と結局、生贄にしてしまった。それからこの橋を「子だが橋」と呼ぶようになったという… 現在、菟足神社では12羽の雀を生け贄として神に捧げているとか。
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そういえば、天竜川治水も、自分の私財を投じた人の話。菟足神社では(何にささげるかは別として)わが子をささげたという献身の話。そういえば、ウイクリフの福田先生は、どうか誰か宣教師を与えてください、と祈る祈りをしていると、ついに自分が召命を受けるような祈りだと言っていたが結局、献身とは、誰か与えてください、ではなく、自分をささげることなのである。
宿は、豊橋駅前の新設のホテル「アークリッシュ」。いつも7~8千円のホテルしか泊まらないが、このホテルは本格派ホテルで、その値段。去年9月にできたそうで、案内された部屋は11階、すばらしい景色である。かつ15階にはワンフロアー全部が図書室兼リラクゼーションフロアーとなっていて、立派なソファーがそこかしこにおいてあり、マッサージ機もある。ドリンクフリー。景色を堪能しながらリッチ気分に感動。

3日目
12時まで滞在OKというホテルに後ろ髪引かれる思いで出発。昨日リタイアした小坂井から歩き始めた。これからの道は、名鉄線沿いなので、比較的近い距離間隔で駅もたくさんある。十分保険のある道だけに、気分が楽。結局、御油(ごゆ)宿を超えて赤坂宿まで、二つの宿を踏破。と言っても、御油、赤坂は、600メートルくらいの松並木を挟んで二つの宿というめずらしい宿場である。(下の写真上が御油、下が御油の松並木)最終日なので、今日は、1時過ぎには、赤坂の無人駅に立っていた。
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実際の歩行コース詳細:
→ ここ

写真動画:
http://www.storyz.jp/view/_3854a7ae34e53fd1

YouTube で 「二川から赤坂」:
http://www.youtube.com/watch?v=Vpy1EyMFeWM

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by rev_ushioda | 2009-08-05 23:29 | Comments(0)