「アイドル(偶像)に頼るな」

「X-JAPAN」という人気ロックグループがあります。その元メンバーの一人が亡くなった時、少なくとも4人が後追い自殺をし、葬儀には5万人が詰めかけたということです。そこに抜け殻のように座り込み、「あなたがいないと生きていけない」と叫ぶ者もいたとか。このグループのどこが好きなのかと聞けば、「生きる力を与えてくれた」という意味のことを話すそうです。そして、そのアイドルが死ぬとき、5万人が詰めかけ、抜け殻のようになる。後追い自殺する。
このようなアイドルは、人を自分に惹きつけることで確かに若い人に「生きる力を与えた」と思います。しかし、そこにまたアイドルの限界があって、人を自分に惹きつけるだけで、逆に自分らしく生きるようには押し出すことができなかったと、私は思います。これは「X-JAPAN」に限らず、アイドルというものは、いつもそうなのです。アイドルに惹きつけられている間、アイドルに委ねきっているとき、つまりアイドルと一体化しているとき、若い人は「力」が出るのです。コンサート会場の熱気はそのことを物語っています。だから、それが失われた時、抜け殻になるのです。
アイドルのもう一つの意味は「偶像」です。偶像とはそういうものなのです。偶像と向き合っていくうちに、いつしか人はそこに自分を委ねきってしまうのです。自分がアイドルに重なってしまう錯覚に陥るのです。つまり、自分がなくなっていく。
これは、聖書の言っている方向と正反対です。聖書を読むと、そのままの自分を見つめることができる。弱さがあるならそれでいい。無理して自分を大きく見せなくても、自分を元気に見せなくても、あなたは、あなたのままで十分すばらしいのだと言っています。強いもの、力のあるものに自分を重ねなくても、あなたはあなたですばらしい。何かの偶像に自分を委ねて、同じになろうとするな。違いがあるなら、あなたの持っているその違いを大事にしたらよいと言うのです。─ 聖書を読む時、キリストと出会うことで、私たちはそう気付いていくのです。

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by rev_ushioda | 2009-06-14 21:28 | Comments(0)